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石原裕次郎の幼少期や生い立ちは?兄弟関係とデビュー経緯も!

亡くなってから35年経った今も、昭和を代表する俳優として伝え継がれている石原裕次郎さんは数々の伝説を残し、2022年まで裕次郎さんが創立したプロダクション「石原プロモーション」でその意志が受け継がれていましたよね。

裕次郎さんのお兄さんは小説家で元東京都知事である石原慎太郎さんですが、ご兄弟の幼少期や生い立ちについてご存じでしょうか。

裕次郎さんのデビューには兄慎太郎さんが大きく関わっているようですが、兄弟関係やデビューの経緯も気になります。

今回は石原裕次郎さんの幼少期や生い立ち、兄弟関係、学生時代のエピソードについてご紹介していきます。

目次

石原裕次郎の幼少期や生い立ちは?学生時代も!

石原裕次郎さんは1934年に兵庫県で誕生し、幼稚園に入ることには北海道小樽市に移り住んでいます。

お父様のお仕事の関係で、日本各地を転々としていたようですが、様々なスポーツが得意であったのは色々な環境で過ごしたことも関係しているのかもしれません。

大学は慶應義塾高校から慶應大学法学部に内部進学し、その頃から俳優を目指すようになります。

お父様が亡くなった際には、不幸が重なったことで精神的ショックに陥り、生活が荒れて、喧嘩やボクシングに明け暮れた時もあったそう。

大学でも勉学より自由な生活への憧れが強かったようです。

在学中は俳優を目指して、東宝や大映などのオーディションを受けますが、全て不合格だったそうで、石原裕次郎さんでもそういった挫折を味わっていることに驚きますよね。

石原裕次郎の両親はどんな人?

石原裕次郎さんの父親は石原潔(きよし)さんおっしゃり、山下汽船(現在の商船三井)の社員でした。

愛媛県で生まれていますが、父親が早くに亡くなり大変苦労されたそうですが、14歳の時で海運会社の山下汽船に入社。

その後台湾や神戸本店などへ数年おきに勤務し、裕次郎さんが5歳の時に小樽出張所の所長に就きました。

そのまま小樽の支店長となり、44歳で関連会社の重役に就任されますが、元々高血圧だったこともあり、51歳で脳溢血により亡くなっています。

裕次郎さんのお母様は光子さんとおっしゃり、広島県出身で画家を目指していた方なんだそう。

慎太郎さん裕次郎さんが有名になっても「やんちゃ坊主」と話されていた、光子さんにはご兄弟も頭が上がらなかったそうですよ。

石原裕次郎の兄弟関係は?

石原裕次郎さんのお兄様、石原慎太郎さんは元東京都知事であり、芥川賞作家であることも知られていますよね。

慎太郎さんは裕次郎さんより2歳年上で、一橋大学法学部在学中に芥川賞を受賞しているんです。

この芥川賞作品「太陽の季節」の映画化で裕次郎さんは俳優デビューし、2作品目の主演映画も慎太郎さんの作品「狂った果実」の映画化となっています。

慎太郎さんはスポーツも万能で、高校大学時代はサッカー部に所属し、モテモテの学生時代だったそう。

そんなスーパースターのような石原慎太郎さんですが、裕次郎さんとの兄弟関係はとても良かったそうです。

父親が亡くなり自暴自爆になっていた裕次郎さんの為に、自分の小説の映画化作品に脇役で出演させ、その後裕次郎さんはヒット作を連発し、一時代を築くスターになりました。

これほどまでに裕次郎さんが売れたのは、慎太郎さんがきっかけだったことは間違いありませんよね。

石原裕次郎のデビュー経緯は?

石原裕次郎さんは大学在学中に俳優としてデビューしていますが、兄慎太郎さんが大学時代に書き上げた「太陽の季節」で芥川賞を受賞し、映画化が決まったことがきっかけでした。

俳優を目指していた裕次郎さんは脇役で出演しますが、日本人離れした高い身長やルックスの魅力などに加え、堂々とした演技で、たちまち脚光を浴びることとなります。

デビューから2作品目で主演に大抜擢されたのも、慎太郎さんの力添えがなければ、もう少し先になっていたかもしれませんね。

とはいえ裕次郎さんはこの時すでに大物のスターの風格を漂わせていたそうですし、この映画では歌手デビューも果たしました。

これ以降は立て続けに映画主演を続け、1960年に女優の北原三枝さんと結婚。

その後1963年に石原プロを設立し、「太陽にほえろ!」などを制作しています。

晩年は闘病生活が多く、51歳という若さで亡くなりますが、昭和の大スターという偉大さはずっと語り継がれていくでしょう。

石原裕次郎の幼少期や生い立ちは?兄弟関係とデビュー経緯も!まとめ

石原裕次郎さんの幼少期は小樽で過ごし、その後逗子市や東京で暮らしていました。

高校時代はバスケットで五輪出場も目指していたそうですが怪我により断念。

大学在学中に兄 石原慎太郎さんの小説映画化「狂った果実」で俳優デビューしています。

裕次郎さんの大スターへのスタートは慎太郎さんがきっかけだったと言えますし、素敵な兄弟関係ですよね。

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